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米 原油漏れ防止作業難航

2010年06月04日

【新唐人2010年6月5日付ニュース】史上最悪といわれる、メキシコ湾での原油流出事故。この原油の流出を押さえ込むため、懸命の努力が続けられていますが、難航しています。この油田の掘削権を持つ、イギリス石油大手BPは、また今度新たな処置に挑みます。

62日、BP社は深海ロボットで、掘削パイプの切断に挑戦。1本目は成功したものの、2本目は失敗に終わります。 
 
米沿岸警備隊・司令官 タッド・アレン
「今 管を移動していますが、今日の目標は切断すること。これで油井の上に、ふたを装着できます」
 
BPが今回考えている作戦とは、掘削パイプをロボットで切断した後、ふたとなる特殊装置を装着してから、原油を海上にくみ上げるしくみのもの。今週中にもふたの装着に挑みます。
 
アメリカ当局によると、今200名の専門家が集まり、BPが出した作戦について分析しています。
 
米海洋大気圏局 ジェーン・ルブチェンコ
「現段階の任務は原油の流出阻止とくみ上げです。最高の科学と技術力を集め、努力しています」
 
このアメリカ史上最悪の原油流出事故は、すでに周辺各州の海岸にも影響しています。漏れた原油は、まもなくフロリダ州にも漂着するそうです。
 

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